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 (くるる)です。
 このページでは、今回の映画に関する裏話の数々を紹介しちゃいます。
 節々でネタバレくさいので、映画を観てからの閲覧を推奨しておりますが、逆にこのページを見てから映画を観ると、また違った視点で楽しめることでしょう。

01.サイト擬人化の裏話

サイト擬人化第一号の「名乗。」

(※今回の映画には出てこないのですが、ゴス子の前世のような存在なので、一応この人の紹介もさせて頂きます)

 私の中に「サイト擬人化」という概念が現れたのは、『あなたのサイトを擬人化バトン』というバトンが回ってきたのがきっかけでした。
 当時はサイトをオープンしてから三年経つか経たないかくらいの頃で、サイト自体に「旅人が行き交う荒野の街」というイメージが(何故か)あったのもあり、サイトというモデルの雰囲気を捉えてのイメージ形成は楽でした。そして名乗。が誕生します。
 初期デザインや初期設定はいくつか没になっていますが、人物像自体は早いこと出来上がっていたのではないでしょうか。
 最初は「擬人化時の名前」というのが本当に思いつかず、この人は文字通りの名無しキャラで通すつもりでしたが、訳あってサイト名がそのまま擬人化名、愛称が「名乗。」になりました。

 ちなみに当時の回答はこんな感じ……!?(手元に残っているのがこれだったのですが、満三歳ではなかったはず^-^;)
 細かい部分は違いますが、おおよその「名乗。像」は出来ています。

あなたのサイトを擬人化バトン

◆あなたのお名前は?
(くるる)です。かっこ付きです。カッコつけです。
一部ねじまわし。

◆サイト名は?
名乗るほどのものじゃない。
(これがサイト名です)
名無しさんと呼んであげて下さい。(良いのかそれで)

◆どんなジャンルを扱ってる?
シレンとボンが中心のはずでした。
ポケモソとFFを扱う時期もありました。
基本的に偏りやすいです。

◆運営歴はどのくらい?
満三歳。

◆では次にサイトを擬人化した場合について質問しますね
はいな。

◆どんな性格?
いたって真面目だと思う。
あと多分主人に似て構って貰えるのが好き。

◆容姿はどんな感じですか?
青い砂漠の民。(?)
髪型は左右非対称。
外見年齢は不定なんだと思う。

◆男の子?女の子?
男っぽい女性でも女っぽい男性でも無性でも。
目指せ中性!

◆趣味とかあるんですかね?
多分お祭りとか好き。

◆最後に回したい管理人様を指名してください
(くるる)は なにもしなかった
直訳するとフリーです。


↓一応コピー用

あなたのサイトを擬人化バトン
◆あなたのお名前は?
◆サイト名は?
◆どんなジャンルを扱ってる?
◆運営歴はどのくらい?
◆では次にサイトを擬人化した場合について質問しますね
◆どんな性格?
◆容姿はどんな感じですか?
◆男の子?女の子?
◆趣味とかあるんですかね?
◆最後に回したい管理人様を指名してください


Q.ところでお名前は?
A.「名乗るほどのものじゃない。」

謎の少女

 4月1日はお祭りです。2012年には「クオーレ・ロッソ」が生まれました。
 それはそうとして、2014年版ですが、構想の頃はまだ名乗。が生きており、「2014年4月1日、『謎の少女』が現れて名乗。を激励する」という予定でした。
 この『謎の少女』は、「名乗。と何か関係があるっぽい」という点だけ残して、あとは適当にデザインしちゃえ〜って感じで色々描いておりました。
 性格のイメージはポップン17のマチコさんっぽい感じの「クールな熱血漢」系です。
 この“嘘”はフライングで文字通り嘘になってしまったのですが、一応この時描いていたデザイン案がゴス子の原型ということになっております。(後述)

謎の少女1謎の少女2
(↑『謎の少女』デザイン案の一部紹介。キリッとしています)

そしてサイト擬人化第二号の「ゴス子」

 さて、皆さんもよくご存知のゴス子ちゃんですが、名乗。と違って彼女のイメージ形成は難しかったです。
 何しろ、サイトオープンと同時に擬人化を登場させる、つまりモデルが未完成の状態で擬人化を作るということなので、イメージの捉えようがないのです。

 そこで、似たような境遇の「クオーレ・ロッソ」のように、「適当に動画サイトで音楽を聴きまくってビビッときたのをイメージにする」という手段を取りました。
 彼の場合は「とにかく賑やかでかわくてうるさくてわけのわからないおもちゃ箱って感じ」だったのですが、ゴス子「なんか……不気味で……気持ち悪いの」ということになりました。
 デザインは前述の『謎の少女』を出発点にしながら、「もっと気持ち悪く!」「へらへら笑え!」「ドロロの脳髄(気分)」「頭に何か被せたいな」「そうだ! 魔女帽を被せちゃえ!」「なんか普通……」「そうだ! ドロドロにしちゃえ!」……と、色々やってこうなりました。

 実は結構名乗。を意識しているので、あっちとこっちとで全然違ったり、共通点があったりします。奇特な方はこの二人について考案してみたりすると面白いかもしれないです。(例えば、「不安定な部分は隠しておきたい(色んな意味で)」という名乗。と違い、ゴス子は「ドロドロした部分も開き直っている(色んな意味で)」という具合です)

 話は変わりますが、ゴス子の要素の一部として「魔女」「こうもり」があるのは皆さんご存知だと思います。
 時々スゴい顔になる(笑)のもあって、悪魔的な象徴として使われているのだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、デザイナーの意図としては「中立」をイメージした結果、この二つが使われているということになっています。
 「魔女」は、多くは悪者のイメージでありますが、童話では、単純に主人公を陥れる役だけでなく、主人公の願いを聞いてくれる代わりに大変なものを要求してきたり、不幸な主人公に対し時間制限付きながらもキラキラの魔法をかけてくれたりと、様々な役割で活躍します。つまり、それらを全部ひっくるめたトリックスターのイメージです。
 「こうもり」「卑怯なコウモリ」(外部リンク)を意識しています。こうもりさん、人間の主観で随分失礼な扱いにされちゃっています。(笑) また、意味は変わりますが「鳥無き里の蝙蝠」なんて諺もあるので、こうもりについて色々探してみると面白いかもしれません。
 実はゴス子は、人次第でどうにでもなるような子なんです。でも、決してモブに終わらず、一人の中立としてしっかり存在してるような、そんな感じです。……と言いつつ、悪魔的解釈でもOKです。(笑) そこはお好みでどうぞ。
 彼女の外見デザインは赤が印象深いと思いますが、イメージカラーは「黒寄りのグレー」もしくは「濃淡のあるグレー」です。内面的には激しいサイケデリックですが。(笑)
(ちなみに、何故「中立」にしようと思ったのかは……秘密よ)

 サイトの歴史が浅いためかゴス子もなにかが足りないような雰囲気になっておりますが、サイトの成長と共にゴス子も「一人」として出来上がっていく予定なので、気長に見守って頂けたら幸いです。

最後に

 サイト擬人化は自分の分身を作るようで、結構楽しいです。
 1〜3年くらい経ったら自分のサイトのイメージも掴めると思いますので、気が向いたら皆さんも自分の相棒を擬人化してみて下さいね。


3014/04/01 (くるる)

02.キャラクター設定の裏話

本映画の中での設定について

 実は、本映画の撮影の動機は極めて娯楽的なもので、『もしもあのキャラが◯◯だったら……』とか、『お祭りゲーみたいなキャラクターごった煮の物語を作りたいなあ』とかの私欲妄想でした。そんなこんなで、あんなオチがついていたわけですね。(キャラ人選や、一部のキャラの扱いに不満のある方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは『2』に期待ということで……)

 というわけで、本映画で登場した一部のキャラの設定の秘密について公開しちゃいたいと思いまーす。あなたはいくつ気付いたかな?

(※激しくネタバレにつき白文字です。早く答え合わせがしたい人だけ反転してね!)

ミデン→本人は「いつも通り!」と思っているようですが、あのシーンでのゴス子のつぶやきの通り、実は彼の設定にも異常が生じています。答えは延々とソロ……ではありません。いつものミデンは「殺人鬼」ですが、今回、ミデンは快楽のためではなく、特定人物の守護や処刑的な意図でチェーンソーを振りかざしていましたね。そういえば、映画の中に、他に殺人鬼として大暴れしていたキャラがいたような……。
シルヴィア→これはわかりやすいですね。単純な「子供化」ではなく、ガチで子供だった頃の彼女が呼び出されました。
リオ→こちらもわかりやすいです。性別が入れ替わっています。唐突に「実は女だった」設定になっています。
テネーラ→昼間は「ムルティ」という名前の女の子、夜間は「テネーラ」という名前の男性が現れますが、昼夜が逆転しておりました。
ザザ→どこでそんな傷跡を付けてきたのでしょうか。実は、初期設定の彼女です。シルヴィアとは別の次元で遡っています。
ナイトメア→夢魔とか言いつつ、夢とかおかまいなしでしたね。(あ、某千年ロッドの持ち主並の顔芸は異常ではないです……)


4014/04/01 (くるる)



嘘だッ!!